シュールで不思議なショートショート!

意味不明小説とは

 「意味不明」であることを恐れず、逆にそれを積極的に活用することで、言語表現の可能性を最大限に追求していきます。 日常で使用される言語はそもそも現実の秩序を反映しているものですが、それらを故意に無視することで現実ではあり得ない小説空間を構築していきます。
 例えば、現実原則に従えば、魚は空を泳いだりしませんが、文章表現としては可能です。 そして、このように現実ではあり得ないシチュエーションを現出させるだけでなく、言葉の体系に分け入って、従来の言語構造を解体し、新たな構造を創出していきます。
すなわち、言語体系は現実原則を反映しているため、単語同士はある必然性をもって結びつきます。「雨」は「降る」し、「犬」は「吼える」といった具合です。 決して「雨」は「食べる」とか「犬」は「羽ばたく」というようには結びつきません。しかし、そのような「必然性」すらも無視することによって、私たちは言語表現の新たな地平に立つのです。
例えば、「それが牛の穴から出てきたとき、わたしは空を飲み込もうとている最中だった」という文章はどうでしょうか?文章として成り立っていますが、意味としては支離滅裂です。 しかし、その背後には、どこか不思議で、詩情豊かなイメージを感じるのではないでしょうか?
 現実、つまり我々が身を置くこの3次元世界ではありえないことを、言葉では表現可能であるわけです。そこに私たちは言語表現の新たな可能性を見出すとともに、我々の五感を超えた言葉の優位性を感じるのです。
 小説とはそもそもフィクションです。であるならば、そのフィクション性をもっと徹底させることによって小説というものを新たなる地平に向けて旅立たせようではないか、そう我々は考えるのです。

管理人:ぱらだいす ぱらだ

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